
「頭の中で考えた形が、目の前で本物になる」。3Dプリンターには、そんなワクワクがあります。学校や地域の学びの場で見かけて、興味を持つ子どももいます。
とはいえ、「3Dプリンターって何をする機械?」「子どもにも使えるの?」と疑問を持つ方もいると思います。この記事では、3Dプリンターを使った子どものものづくりについて、入門編としてご紹介します。
3Dプリンターとは?
3Dプリンターは、パソコンなどで設計した立体のデータをもとに、材料を少しずつ積み重ねて形をつくる機械です。紙に印刷するプリンターが「平面」をつくるのに対して、3Dプリンターは「立体」をつくります。
キーホルダーや小物入れ、ロボットの部品など、自分で考えた形を実際に手に取れるのが大きな魅力です。
子どものものづくりの流れ
3Dプリンターを使ったものづくりは、おおまかに次のような流れで進みます。
- 思い描く:何をつくりたいか、紙に描いてみる
- 設計する:パソコンやタブレットで立体の形をつくる
- 出力する:3Dプリンターで形にする
- 確かめる:できあがった形を見て、直したいところを探す
一度で思いどおりの形になるとは限りません。大きさが合わない、形が崩れたなど、確かめて直すことも大切な学びです。
3Dプリンターで育つ力
想像する力
「こんなものがあったらいいな」を思い描くところから、すべてが始まります。自由な発想が、そのまま作品の出発点になります。
考える力
頭の中の形を設計データにするには、大きさや向き、組み合わせ方を考える必要があります。立体を頭の中で回してみるような体験は、空間をとらえる力にもつながります。
問題を解決する力
できあがった作品が思ったとおりでなければ、どこを直すか考え、もう一度つくってみる。考える→試す→確かめる→もう一度挑戦するのサイクルを、目に見える形で経験できます。
はじめるときのポイント
- 最初は小さくてシンプルな形から始める
- 出力には時間がかかることを知っておく
- 出力中の機械の熱い部分には触れないなど、安全のルールを守る
出力を待つ時間も、「どんなふうにできるかな」と想像を楽しむ時間になります。
3Dプリンターがなくても始められること
家庭に3Dプリンターがなくても、立体を考える練習はできます。粘土でつくりたい形を試作してみる、方眼紙に正面・横・上から見た形を描いてみるなど、身近な方法で「頭の中の形」を外に出すことができます。こうした経験は、実際に3Dプリンターを使うときにも大きく役立ちます。
また、身の回りにあるプラスチック製品を手に取って、「これはどんな形を組み合わせてできているんだろう?」と観察してみるのもおすすめです。ふだん何気なく使っているものの形に目を向けることで、立体を見る目が少しずつ育っていきます。
できあがった作品を家族や友だちに見せて、「どこを工夫したの?」と聞いてもらうのもおすすめです。自分の工夫を言葉にすることで、作品への愛着と自信がぐっと深まります。
まとめ:想像が手に取れる形になる喜び
3Dプリンターは、子どもの頭の中にある形を、現実の世界に連れてきてくれる道具です。自分で考えたものが形になる喜びは、次の「つくりたい」への原動力になります。
Kobe Future Labでは、3Dプリンターをはじめ、ロボットや電子工作など、さまざまなものづくりを通して「5つの力」を育てる活動をしています。活動紹介ページやSNSで日々の様子をお届けしていますので、ぜひご覧ください。
🤖 体験や教室のお知らせはLINEで届くよ!友だち追加してね
