子どもの「やってみたい」に親ができる3つの関わり方|挑戦を育てる

光にかざしたロボットの部品2つを見比べる子どもの手元と、テーブルの上の部品箱と組み立て途中のロボット

ある日突然、子どもが「これ、やってみたい!」と言い出す。ロボット、プログラミング、工作……。うれしい反面、「どこまで手伝えばいいの?」「すぐ飽きてしまわないかな」と迷う保護者の方も多いのではないでしょうか。

子どもの挑戦を前にした親の関わり方に、たった一つの正解はありません。この記事では、神戸ロボットクラブが大切にしている「共育(ともに学び、ともに育つ)」の視点から、子どもの「やってみたい」を育てるための3つの関わり方をご紹介します。

「やってみたい」は、挑戦する力の芽

子どもの「やってみたい」は、まだ小さな芽のようなものです。その気持ちが行動に移り、うまくいったりいかなかったりを繰り返すなかで、挑戦する力や想像する力が少しずつ育っていきます。

大切なのは、最初から上手にできることではなく、「やってみよう」と思えた気持ちそのものです。大人がその芽をどう受けとめるかで、次の挑戦への一歩が変わってくることがあります。

関わり方1:まずは「いいね」と受けとめる

子どもが「やってみたい」と言ったとき、心配が先に立つのは、子どもを大切に思っているからこそです。そのうえで、ほんの少しだけ、気持ちを受けとめる言葉を先に添えてみてはいかがでしょうか。

まずは「おもしろそうだね」「どんなものを作りたいの?」と、気持ちを受けとめてみてください。結論を急がず、子どもの話を聞く。それだけで、子どもは「この気持ちは大切にしていいんだ」と感じられます。

関わり方2:答えを教えず、一緒に考える

実際にやってみると、ロボットが思ったように動かない、部品がうまくはまらないなど、壁にぶつかる場面が必ず出てきます。そんなとき、大人が先回りして答えを教えたくなるものです。

でも、少しだけ待ってみてください。「どこまでは動いた?」「次は何を試してみる?」と問いかけることで、子ども自身が考える→試す→確かめる→もう一度挑戦するという流れを経験できます。大人も一緒に「なんでだろうね」と首をかしげる。それが「教える」ではなく「ともに学ぶ」関わり方です。

関わり方3:結果より過程を言葉にする

完成したかどうか、上手にできたかどうかより、その子がどんなふうに取り組んだかに目を向けてみましょう。

  • 「何回もやり直していたね」
  • 「さっきとやり方を変えてみたんだね」
  • 「途中でアイデアを思いついたんだね」

過程を具体的に言葉にしてもらえると、子どもは自分の工夫や粘り強さに気づくことができます。それが、次の「やってみたい」につながっていきます。

親自身も「やってみる」ことを楽しむ

もう一つ大切にしたいのが、大人自身も新しいことを楽しむ姿勢です。親が「お父さんもやってみようかな」「お母さんにも教えて」と興味を示すことで、子どもは自分の挑戦が認められていると感じます。親子で一緒に試行錯誤する時間は、どちらにとってもかけがえのない学びになるはずです。

うまくいかないときの関わり方

挑戦の途中で、子どもが「もうやめたい」と言うこともあります。そんなときは無理に続けさせるより、「どこが難しかった?」と気持ちを聞いてみてください。少し時間をおいてから再開したり、小さな目標に分けたりすることで、もう一度向き合えることもあります。やめる・続けるを子ども自身が選べることも、大切な経験です。

まとめ:挑戦の芽を、一緒に育てていく

子どもの「やってみたい」に向き合うとき、親ができるのは、受けとめること、一緒に考えること、過程を認めること。完璧な関わり方を目指す必要はありません。迷いながら、子どもと一緒に育っていけばいいのだと思います。

神戸ロボットクラブでは、こうした「共育」の考え方を大切に活動しています。団体の活動紹介ページやSNSで日々の様子をお伝えしていますので、よろしければのぞいてみてください。